ビンテージが貴重がられるワケ

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「ビンテージ」という言葉の意味

レス・ポールの歴史、その魅力

ギブソン社がそれまで主流だったアコースティックギターのボディーのように空洞ではなく、木材等の塊で作られた「ソリッドボディ」のギターとして世に送り出したのがレス・ポールで、1952年に発売されました。
しかし、発売当初は重量が重い、音にパワーがありすぎる、ということで、当時の音楽シーンでは人気が得られず、1960年には製造を中止してしまいます。
後年になって、太くてまったりとした音質などがロックシーンで重宝がられ、注目されるようになります。
70年代に再度製造されますが、50年代の仕様と異なったため、人気が出ず、80年代になり、復刻版として50年代の仕様で再び製造されることになりました。
復刻版のレス・ポールをSlash(Guns N' Roses)などが愛用し、人気が再燃します。
50年代のレス・ポールに人気が集まるのは「オリジナル」を求める人間の意識が根底にあると思われます。





最初の「ソリッドボディ」のギターを創出

ソリッドボディのギターを最初に創出したのはフェンダー社でした。
テレキャスターというギターが第一号です。
フェンダー社のギターでは、ストラトキャスターが最もメジャーだと思いますが、これはテレキャスターの後に、より製造効率を上げることや、低音弦を弾きやすい形にボディを変形させたりという工夫がなされたギターです。
レス・ポールと同様、Jimi Hendrix やEric Claptonなどが愛用したことも、このギターをメジャーにした要因でもあります。
1954年から製造され、ビンテージとしての価格も、50年代の物が高値となっています。
このころは製造の機械化も進んでおらず、職人による手作りによるところが大きく、54年から56年製のものは特に個体差が大きいといわれています。
そんなところも魅力の一つなのかもしれません。